短歌で読む聖書全巻 (旧約)   加藤繁樹
 


【短歌で読む旧新約聖書】




創世記 第1章〜6章
創世記 第7章〜13章
創世記 第14章
創世記 第15章〜17章
創世記 第18章〜20章
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【短歌で読む旧新約聖書】 創世記 第1章〜6章
 
第一章 天地創造(初めに、神が天と地を創造した。)

  
「七日目に全ての御業治まりて 宇宙の仕組み整いにけり」

第二章 男女の創造(神である主は仰せられた。「人が一人いるのは良くない。私は彼のために、彼にふさわしい助けてを造ろう」)

 
 「主の神は似合う助け手を あばら骨とり造りたもう」

第三章 楽園追放(あなたは顔に汗を流して糧を得、ついに、あなたは土に帰る)
    
  
「誘惑に負けてこの世の罪を受く アダムとエバは神に背けり」

第四章 カインとアベル(カインは主の前から去って、エデンの東 ノデの地に住み着いた)

  
「弟のアベル殺しの魔のカイン エデンの東においやられたり」

第五章 カインの末裔(レメクは二人の妻を娶った。一人の名はアダ、他の一人の名はツイラであった。)

  
「カインよりレメクにいたりそれぞれの 仕事のもとを生み出しにけり」

第五章 アダムの系図(これは、アダムの歴史の記録である。神はアダムを創造されたとき、神に似せて彼を造られ)

  
「神により祝福受けしアダムより 十代をへてノアに至れり」

第六章 セツの家系(カインがアベルを殺したので、彼の代わりに、神は私にもう一人の子を授けられたから)

  
「セツの子はエノシュなる子を授けられ 神に祈りをささげまつれり」

第六章 神の思い(主は、『私の霊は、永久に人のうちにとどまらないであろう。それは人が肉に過ぎないからだ。それで人の齢は、百二十年にしよう』)

   「肉により人が大地に増え始め 神の御霊は留まらざりき」

六章 箱舟(それぞれ2匹づつ箱船につれて入り、あなたの一緒に生き残るようにしなさい。それらは、雄と雌でなければならない。)

   
「万物を消し去りしあとまかすべく 全きノアを主は選べり」

六章 神の祝福(全て肉なる物は、もはや大洪水の水では断ち切れない、もはや大洪水が地を滅ぼすような事はない)
    
 
 「大いなる祝福受けしノアたちは、神との契りおもくうけとむ」

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【短歌で読む旧新約聖書】 創世記 第7章〜13章
 

七章 洪水(こうして主は地上の全ての生き物を、人を始め、動物、這う物、空の鳥に至るまで消し去った)

   
「箱舟の内なるもののその外の 生あるものは消されけるかな」

七章 ノアの末路(ノアはぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた)

  
 「神により選ばれし民ノアでさえ、空しく生きて遂に死にたり」

八章 ノアの感謝(全て清い家畜と、全て清い鳥のうちから幾つかを選び取って、祭壇の上で全焼のいけにえを捧げた)

    
「一年に及ぶ試練の箱の中 主の慰めでノアは耐えたり」

十一章 ノアの子孫(ノアの子孫の諸民族の家系である。大洪水の後にこれらから、諸国の民が地上に別れ出たのであった)

    
「ノアの子はセム・ハム・ヤペテ三名で、それぞれ分かれ地上に満てり」

十二章 バベルの塔(「さあ、我々は町を立て、頂きが天に届く塔を立て名を挙げよう。我々が全地に散らされるといけないから」)

    
「主によらぬバベルの塔のいたけだか、神来たりきてたしなめ散らす」

アブラムのカナン移住(アブラムは妻のサライと、甥のロトと、彼らが得たすべての財産と、カランで加えられた人々を伴い、カナンの地に行こう)

    
「アブラムは神の導き仰ぎ見て カナンを目指し進み行きたり」

エジプト追放 (何故彼女があなたの妹だと言ったのか。だから、私は彼女を妻として召し入れていた。しかし、さあ今、あなたの妻を連れて行きなさい)

  
 「アブラムは妻を妹と偽りて エジプトの地を追い出されけり」

十三章 セムの子孫(テラは七十年生きて、アブラムとナホルとハランを生んだ)

    
「父のテラ子のアブラムと孫のロト、カランに住みてその地で死せり」

ロトと別れる (わたしは、あなたが見渡しているこの地を全部、永久にあなたとあなたの子孫とに与えよう)

   「アブラムはロトに希望の地を譲り 己は神の意に従えり」



【短歌で読む旧新約聖書】 創世記 14章
 

ロト破れる (彼らはまた、アブラムの甥のロトとその財産をも奪い去った。ロトはソドムに住んでいた。)
  
 「アブラムはロトに希望の地を譲り 己は神の意に従えり」

ロト救出さる (彼はすべての財産を取り戻し、また親類の者ロトとその財産、それにまた、女たちや人々をも取り戻した)
  
  「アブラムはエモリの人と手を結び 略奪の軍打ち破りけり」

アブラムの本意 (糸一本でも、くつひも一本でも、あなたの所有物からわたしは何一つ取らない)

    
「報酬の何をもとらぬアブラムは ソドムの王の恩受けざりき」


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【短歌で読む旧新約聖書】 創世記 15章〜17章
 

15章:神との契約(「わたしはあなたの子孫に、この地を与える。エジプトの川から、あの大川、ユーフラテス川まで」)

   「アリシュよりユーフラテスの大河まで 神より受けてアブラム継げり」

16章:イシュマエルの誕生(ハガルは、アブラムに男の子を産んだ。アブラムは、ハガルが生んだその男の子をイシュマエルと名づけた)

   「エジプトの仕え女ハガル身ごもりて イシュマエルなる男の子を生めリ」

17章:割礼の契約(あなた方の中の男の子はみな、代々に亘り、生まれて八日目に、割礼を受けなければならない)

   「アブラムと契約なせる主の神は 全ての男の子に割礼求む」

17章:イサクの誕生告知(わたしは、来年の今ごろサラがあなたに産むイサクと私の契約を立てる)

   「正妻のサラにイサクを授けんと 神のたまいて天にのぼらる」

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【短歌で読む旧新約聖書】 創世記 18章〜20章
 

18章:再びイサク誕生の告知(「私は来年の今ごろ必ずあなたの所に戻ってきます。その時、あなたの妻サラには、男の子が出来ている」)

  妻のサラ男子出生予告され、ありえざるとて打ち消しにけり

18章:とりなし(「もしそこに十人見つかるかもしれません。」すると主は仰せられた。「滅ぼすまい。その十人のために。」)

   
「十人の義人ありやと主は問わる、とりなし願うアブラハムかな」

19章:ロトの救出(しかし彼はためらっていた。すると、その人たちは彼の手と彼の妻の手と、二人の娘の手を掴んだ)

  「煮え切らぬロトを外へ連れ出だす、主の憐れみに救われにけり」

19章:イサクの誕生告知(わたしは、来年の今ごろサラがあなたに産むイサクと私の契約を立てる)

   「忌避すべきロトと娘の交わりで、モアブ、アモンの祖となりにけり」

20章:ゲラルで妹と偽る(この地方には、神を恐れる事が全くないので、人々が私の妻の故に、私を殺すと思ったからです)

   「神のなきゲラルの土地は恐ろしく、妻とは言えず妹なりと」











 加藤さんは愛知県瀬戸市にある瀬戸サレム教会の会員です。陶芸家でいらっしゃる加藤さんは詩吟もたしなみ、漢詩も学ばれた方で、聖書を自分なりに読みたい一心で、旧新訳聖書一章づつ短歌を、膨大な数と年数をかけ完成。

 「短歌で聖書を読んで行くと何となく身近に感ぜられる.最初はマルコの福音書のみで終える予定だったが、次第に聖書の世界に魅せられ最後まで読むことになった(そして旧約にまで取り組むようになった)。四千年の歴史を持つ旧約全体はあたかも連山に譬える事が出来、大小様々な形態をして偉容を示している。

 その一つ一つの山を辿ると、唯一絶対の神と生々しい人間の織り成す葛藤が見られる。踏み込み難い事例に出会う度に、荷が重過ぎる事を痛感させられた。人間の持つ愛と憎しみ、愚かさ、戦いの悲惨など、歴史に絵巻物が現出する。そして人間のする事は洋の東西を問わず、今も何ら変わっていない事を思い知らされた。」

加藤さんの許可を得てサウスベイ教会のホームページに掲載させていただく事はこの上もない光栄です。

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