俳句エッセイ Old Pasadena
210号線に車が流れている上の高架は広いColorado通りで、道の両端が時間決めの駐車エリアになっている。Valetに整然と並べられた車の横を、街の中心に向かって歩くにつれてすれ違う人の数がふえる。
フローズンヨーグルトを食べながらしゃべる若い女性の3人連れ、小走りにアイスクリームを食べる男性、お年寄りの夫婦が「CONTAIN YOURSELF」と書いた大きな紙袋をさげていた。白地にピンクとブルーの、この店の紙袋をよく見かけるなあと思っていると、道の角にその店があった。
夫がそういうので、ますます興味をひかれて中に入ってみる。
間口が広い。店内は明るく清潔でキチンと片付いている。夫は、若い店員を呼び止めて、
「さいきんLAXそばにオフィスを引っ越したんだけど。そこに置きたいんだ。ふだんは書類整理のモノいれにもなって上に花でも飾っておく。椅子や、お客が 来たときにコンピュータのデモなどできるようなユニット、そんなの考えてくれるかなあ?モダンで明るい雰囲気で、軽くて、簡単に移動できるようなの」
とたくさん注文をつけている。彼は少し考えて、大きなエレベータで2階に連れて行った。そこで、LAXの半透明のガラスの円柱のイメージに似た、半透明のキューブを見せてくれた。それは50センチほどの立方形のわくでひとつが$40ほどだ。
「このキューブはいろいろに組み合わせられます
コ ンピュータ画面上でキューブは、椅子になったり本棚になったり机になったりした。夫はこのキューブを4つと、留め具とを買っておおいに満足した。レシート には「Life’s more fun when you are organized (空間を工夫する暮らし)」と印刷してあった。
街角にサフランかおる新空間
馬齢
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