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俳句エッセイ  LAX写真

ソフトウエアをテストして30年。

芭蕉は死の床にあってなお、俳句を推敲していたというが、ソフトウエアもテストすれば するほど、多くの人にとって使いやすいものになると、夫は言う。テストをくりかえしても 完全になるわけではない。テストするたびに修正箇所を見つけてはやり直すという、と ても忍耐のいる作業を続けている。

ツインサンという名のこの研究所を、借用の契約更新の切れ目になったので、気分一新 を期して引っ越した。

引越しの日は、サウスベイジャパニーズクリスチャンフェロウシップの教会のお引越しの 日とたまたま同じ日になった。

ツインサンの新オフィスは、空港ビルの5階で、部屋の窓からLAX空港の円柱が何本 も見える。

夕暮れになると、柱に光が入り、光は黄色からうす紫へそして水色から桃色へと、おぼろ な蛍光色でアトランダムに変わっていく。ながめていると、光の柱の間から飛行機が飛び たっては雲のなかに消えていくのであった。


 雲に入る機いま柱の色変わり

馬齢
                             


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