命の水の泉から  竹下弘美 


バレンタインデー

 

人 が大好きな私はすぐ、パーティーを開きたくなる。今回も少し早いバレンタインパーティーを開いた。私の脳裏には日本から来たばかりの駐在員の奥さんのこと があったのだ。その方に寂しい思いをさせたくないこと、またできれば交わりの中でイエスさまをご紹介するきっかけになれば、ということが根底にあった。

間際まで、アイディアを神さまに願い求めた。 そして、私のできる簡単なお菓子作りの講習会にしてみようということになった。 出席者にはドレスコードとして赤を着ること。ナプキン、スプーン、紙皿、すべて赤で統一。これらは1ドルショップで手に入っ た、そして、赤のカーネーションを飾った。当日、ドアを開くと皆、えんじや真紅のセーターや上着で計9名が現れた。うちクリスチャンが5人。ビスコッチ、ミニチーズケーキ、スパム寿司、いなり蕎麦を皆で作りあげ、お茶に。

バレンタインデーにちなみ、自己紹介をかねて、ご主人とのなれ初めを話してもらった。ニューフェースの方から始めたが、質問が相次いだ。それぞれが、皆ユニークな出遭いをしている。神様は本当に不思議なことをなさると感心する。ところが、中にはキャリ アを捨てて結婚したことを少し残念に思っている人がいたり、クリスチャンで神様に条件を出して祈り、それを全部かね揃えたお相手と結婚したにもかかわらず、今は子育てで忙しく、あのトキメキはどこに いってしまったのかという愚痴を言う方もいた。

私も夫との出逢いを話さなければならなかった。最近日本では「冬のソナタ」のおかげで、韓国人と結婚したがる人もふえたそうだが、私たちが結婚したころには、韓国人の夫との結婚は考えられないことだった。そして、改めて夫と結婚したが故に、二人ともク リスチャンになったこと、すべてを主が導いてくださっていたということを再認識した。

皆、愚痴を言いながらも、プロポーズのときの情景を思いだしたのだろう。今日から少なくともバレンタインデーまでは夫の方にいろいろ要求するのではなく、向こうの要求を受け入れるようにしようと、9名の女性は誓ったのだった。

いつまで続くだろう。

「愛は寛容であり、愛は親切です。また、人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待 し、すべてを耐え忍びます。」(第1コリント13章

ところで、バレンタインデーとは西暦270年の2月14日にローマによって殺された、クリスチャンのバレンタイン氏を記念したものだったことをご存知だろうか?

 

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