「一人占め」  
 
 
「お母さんはね、みんなのこと同じように愛してるよ」と子供4人を育てているお母さんが言いました。果たしてこの言葉は子供達にとってはうれしい言葉でしょうか。 私は最初、何と理想的な素敵なお母さんなのだろうかと思いましたが、子供達にとっては「うれしくない」と思うのが本音だという事を学ばされたことでした。もちろん虐待の多い時代です、そんな事から比べれば、何と贅沢な!! と思うかもしれません。

 しかし子供達は自分が一番愛されていると思う様に育てるのが、理想的なのだそうです。そう言えば幼稚園のステキな先生は、こども達一人一人が、自分が一番ひいきされていると思い込むように接するという事を聞いたことがあります。

 洗礼を受けて間もないある人と色々話す機会がありました。「イエス様と毎日お話していますか?」「お祈りしていますか?」と聞いたところ、「だって私ばかり一人占めにしていたら、イエス様他の人のところに行けないじゃないですか。それでなくてもイエス様忙しいのに」と真剣な顔をして言いました。初め何のことかよく理解できませんでしたが、そのうち本当に真面目に言っているのだと分かり、驚いた事でした。

 確かに物理的にばかり考えるこの世の中では神の【偏在】という事が理解できないのは当たり前かもしれません。一人の神が何時でも何処にでもおられる、と言う概念は学校教育では習いません。ですからその人は人にイエス・キリストを伝えるという事に関しても、もし人にイエス様を伝えたらイエス様はその人のところに行くのだから私と会う時間が少なくなる、とウソのようなホントの事を言われ、どうにも開いた口が塞がりませんでした。

 でもその気持ちわかるような気がする。神様を一人占めにしたい!! ソンな気持ち
持ったことありませんか。そんな事が出来ればどんなにかすごい事が起こる事でしょ
うか。この世の奇跡が全部自分のために起こる、なんて考えただけでも、ゾクゾクして来る。

 ボクも神様一人占めにしたい!!

 
安藤秀世サウスベイ・ジャパニーズ・クリスチャン・フェローシップ牧師