「後ろのものを忘れ、前のものに向かって体を伸ばしつつ、
目標を目指して走り、キリスト・イエスにおいて上に召してくださる
神の賞与を得ようと努めているのであ る。」ピリピ3:13,14
J.F.Kennedy大統領が在職中に「歩け歩け」運動を提唱した時、私は丁度アメリカ留学の真っ最中。コロラドの片田舎で日本語を全く話せない環境の中で、モヤモヤしていた。そんな時学校を挙げて50マイル(80キロ)徒歩競争の行事が行われる事になった。
これは公式マラソンの約2倍の距離。目的地まで歩いても、走っても、這っても良い。手段は乗り物を使う以外なら何でもよろしいと言うことで、服装や靴もマチマチ、思い思いの格好で、弁当や飲み物も学校で支給してくれて、ピクニックか運動会のルンルン気分。
朝5時に学校から車で1時間の地点(50マイル)で降ろされ、「ヨーイドン」の合図と同時に25名の者が一斉に走り出した。結果は3名だけがゴールに辿りついた。1着が13時間と30分、2着と3着が同時に入り17時間半。因みに1着は唯一の日本人参加者のこの私。
近頃家内や息子から「歩け歩け」と言われている。腹が出っ張り、足はヨタヨタ。昔日の面影全くない私の健康を心配してくれて、歩けと言う。元気なのだが、体力が全くない。人生はマラソンに良く譬えられるが、一気に80キロを走ってトロフィーを貰ったとしても、毎日毎日少しづつ歩き続けないと、力はつかないし最終的な賞与を得ることはない。例え2,3キロでも良い、毎日毎日歩き続ける事だ。
信仰もこれと同じく、毎日毎日少しでも霊の糧の聖書を読み祈り続けて、神様との親交を深める、すると信仰が進行するということ。明日から歩こうといつも思うのだが、未だに歩き出せないでいる不精なこの者を押し出す特効薬はないものだろうか。
安藤秀世(サウスベイ・ジャパニーズ・クリスチャン・フェローシップ牧師)
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